TierTimeTechnology社製『 UP mini2 3Dプリンター 』をご使用中で、PolyFlex TPU95 / 1.75mmをご購入いただいたお客様のフィラメント検証レポートをご紹介いたします。
車輪とタイヤ
使用材料: Polymaker製フィラメント『PolyFlex TPU95』 |
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3Dプリンター機種: UP・Afina(TierTimeTechnology) UP mini2 |
大学
マイコン制御の自律車輌おもちゃようの車輪です。写真のようにタミヤの工作キットのものとだいたい互換性をもたせてみました。
最初、全体をPolyFlexで作ろうとしたのですがホイール部分や軸部分のデキが今ひとつだったので、ホイールとタイヤにパーツを分け、タイヤをPolyFlexで作りました。
この形状に出力すると硬めの輪ゴムのように伸びるので、CAD上では少し小さめに設計すると良い感じにハマります。
PLAやABSと比較するとびっくりするくらい文字通り flex なのですが、さすがにゴムほどではないので十分なトラクションが得られるように歯車のような形状にしました。
こんなふうに柔らか素材でパーツが自作できるのはありがたい限りです。
試しに全体をPLAで造形もしてみましたが(写真2枚目)、ちょっと触っただけでもその差歴然で PolyFlex の方が良い走りを予感させます。
造形時の注意点は温度です。適当にPLAの設定でやると失敗することが多いです。
密度が薄くでスカスカのものができあがります。
PolyFlexの説明に書いてあるとおりにきちんと温度プロファイルを設定して出力しましょう。
私は最初これに気づかず、貴重なサンプル品をずいぶん無駄にしてしまいました。もったいない…。(3枚目の写真で左が正しい温度設定、右がPLAの標準設定)
※これらの情報は、本商品をご購入いただいたお客様のご意見であり、動作を保証するものではございません。
動作確認をご希望される方は、まずサンプルをご購入の上、ご自身の3Dプリンターでお試しください。