【コラム】3Dプリント技術を利用した新しいロストワックス鋳造法

これまでFDM方式(熱溶解積層法)の3Dプリンターでは、表面が粗く精度が劣るという短所があったが、Polymaker社で発売された、加熱消失レジン「PolyCast」と、表面加工機「Polysher」を利用することで、従来のロストワックス鋳造法とほぼ同等(注1)の鋳造体を作ることが可能になった。
(注1)3Dモデリング、3Dプリンティング、表面加工、コーティング、加熱法など、各セクションにおいて適切な条件で製作することが必要

3Dプリント技術を利用した
新しいロストワックス鋳造法
一般的なロストワックス鋳造法
3Dモデリング
図面設計
3Dプリンティング

※Polymaker社製
「PolyCast」フィラメントを使用
金型製作
表面加工

※Polymaker社製
「Polysher」で表面加工
ワックス成型
ツリー組立
ツリー組立
コーティング
コーティング
脱蝋
脱蝋
熱成
熱成
鋳造
鋳造
型ばらし
型ばらし
切断
切断
表面処理
表面処理
検査、完成
検査、完成

<3Dプリント技術を利用するメリット>
・金型を使わず、そのままツリー組立まで進められる。
・単発、小ロット生産に向いている。(大量生産には不向き)
・複雑な形状を再現できる

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