『 Bambu Lab P1S 3Dプリンター』をご使用中で、PolyLite ABS / 1.75mmをご購入いただいたお客様のフィラメントレビューをご紹介いたします。
Mount for MagSafe Charger
Hayashi, Koji様
PREDUCTS社製の電動昇降デスクにApple社のMagSafe充電器をマウントするためのパーツを設計、印刷しました。
デスク天板には機能拡張用に備え付けられたレールがあり、それを使ってMagSafe充電器をデスクに直接取り付けられる設計です。
構造上、充電器やiPhoneを支えるアームに荷重が掛かるため確かな積層接着と強靭さが求められます。
このマウントパーツは充電器を取り付ける面とアームの2つの部品で構成されており、それらは2つのM3ボルトとナットで取り付けられています。
MagSafe充電器を台にツライチで格納するため、ケーブル類はプリント品に隠れるよう設計しています。
その際、ケーブルと天面との差が0.8mmしかなく構造上脆弱になりがちですが、そこも問題なく造形できました。
非常に印刷がし易い印象です。
あまり難しいことを考えずに印刷設定をしても問題なく造形が完了します。
構造に対して強度が出ており、他のフィラメントではたわむような設計に用いても耐えてくれました。
公式資料では印刷速度を50mm/sに押さえてとありますが、Bambu LabのP1Sで印刷したところ100〜150mm/sの速度でも問題なし。
内部インフィルなどには200mm/sを指定しましたが造形崩れなどはありませんでした。
積層の接着も非常に良く、和船ベンチを印刷したところ大きな乱れもなく完走しています。
破壊テストも行いましたが積層面積が非常に小さい「櫂」部分以外では破損未確認。
ラジオペンチを使って無理やり引き剥がしてようやく積層が崩れる程度です。
その際も一部分は積層に関係なく破断するなど確かな造形力があるフィラメントでした。
Polymaker ABSが届いたので早速和船ベンチを実施。印刷速度は推奨50mm/sに対して100mm/s〜150mm/sで印刷。
まず普通に崩れることなく完走。
糸引きは少しあるものの積層の荒れも少なく良好。細く印刷が連続する櫓の先は冷却が間に合わずダレるが他のABSより全然良い。そこ文字も悪くない。 pic.twitter.com/Nij8rjcZEp— Hayashi, Koji (@tellus1019) November 19, 2023
使用フィラメント: Polymaker製フィラメント 『PolyLite ABS』 |
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使用3Dプリンター: Bambu Lab P1S 3Dプリンター |
※これらの情報は、本商品をご購入いただいたお客様のご意見であり、動作を保証するものではございません。
動作確認をご希望される方は、まずサンプルをご購入の上、ご自身の3Dプリンターでお試しください。