Zortrax M200 Plus 3Dプリンター× PolyLite PLA フィラメント|ユーザーレビュー投稿(バルブの部品)

Zortrax M200 Plus 3Dプリンター』をご使用中で、PolyLite PLA / 1.75mmをご購入いただいたお客様のフィラメントレビューをご紹介いたします。


制作物:

Spool

投稿者:

Ven様

Spool

制作物について:

展示会出展用 部品サイズサンプル用で 長さ800㎜ほどの部品を製作。
本部品は世界最大級のバルブの部品で実物を製作するにも時間もお金もなく
3Dプリンタにて製作しました。
展示用でさほど剛性のいるものはないので材料の積層率は10%としています。
1回ではプリントできないサイズなので6回に分けてプリント。
一回のプリントは15~20時間程度でおおよそ1kgfを少し超える程度のフィラメントを使用。
プリント後は6個の部品を接着剤にて接着し1つの部品としています。
展示会用ということもありなるたけ現物に近い精度が必要で今回製作した部品は円筒状の部品にはまるかたちとなるのですが、精度よくプリントができ目的通り組み合わせる部品都の嵌めあいも良好でした。本部品はこの後 細かなバリヤ、FDM特有の積層目を耐水ペーパーで磨き塗装して仕上げる予定です。 

このフィラメントを使用した感想:

大きな造形でも変形や反りがなくきれいなプリントができる。
また 100時間近くノーメンテでプリントをしたが、ノズル詰まりの不具合や、
不均一な部分がなく良好であった。
プリント中のフィラメント同士の付きもよく非常に造形が安定していました。

・プリントの温度
以前ZortraxのM200plusでPLA材のプリントをした際、220℃設定でプリントした際にプリントの失敗をした経験があり、今回は規定温度の上限の230℃より10℃高い240℃にて行っています。今回使用したPolilite PLAで温度の変更を行いプリントをしたわけではないので適正かは不明。ただM200plus でPLAのプリントは高めの温度のほうが問題が少なかった為、今回は他PLA材で実績のある240℃としています。

・送り速度
ZortraxのPLA用の設定の75%としています。
㎜/sec等絶対値は不明

・サポート材の剥がれ
今回製作した部品には細かい溝がありその部分へサポートを立ててしまうと剥がれずらく
剥がれた後も面があれてしまいやり直しを行いました。 また大きな平面であってもサポート材が少し剥がれづらかったです。

・フィラメントの継ぎ足し
プリント途中にフィラメントが無くなりフィラメントを交換すしなければならないことがあったのですが、特に問題なく継ぎ足しを行うことができました。(ABSでは筋が入ったり、失敗したことがありました)

・接着剤との相性
今回の部品は6分割であったため、プリント後に接着しなければならなかったが、使用したフィラメントは接着剤(ボンド:SU プレミアムソフト)との相性もよくしっかり接着することができました。

・研磨
今回部品を製作する前に同じフィラメントで小さいサンプル(皆さんよく使うBenchy)にて積層目を消す為に、耐水ペーパ240番、400番にて仕上げてみました。 硬すぎることもなくきれいに目を消すことができました。

・塗装
上記の小さいサンプルにて研磨後にアサヒペンのメッキ調 塗料にて塗装テストを行いました。
塗装の乗りもよく、また乾燥後も剥がれることなく、塗料との相性も問題ありませんでした。
研磨、塗装含め思った様な結果となりましたので、今回 製作した部遺品も研磨、塗装を行う予定です。

このフィラメントの印象:

問題も少なく、プリント後の後工程(接着、研磨、塗装)についても問題なくおこなうことができ
使いやすいフィラメントです。
入手性もよいですし、Polymarker製の他のフィラメントについても使ってみたいと思います。

満足度は(5点満点で)

5.0


『PolyTerra PLA』 使用フィラメント:
Polymaker製フィラメント
『PolyLite PLA』
Zortrax M200 Plus 3Dプリンター 使用3Dプリンター:
Zortrax M200 Plus 3Dプリンター

※これらの情報は、本商品をご購入いただいたお客様のご意見であり、動作を保証するものではございません。
動作確認をご希望される方は、まずサンプルをご購入の上、ご自身の3Dプリンターでお試しください。


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