『 ORIGINAL PRUSA I3 MK3S+ 3Dプリンター』をご使用中で、PolyMide PA6-CF / 1.75mmをご購入いただいたお客様のフィラメントレビューをご紹介いたします。
ラジコンカーパーツ
masayasui様
趣味でラジコンカーの設計を行い3Dプリンターでパーツを作って楽しんでいます。
市販のラジコンカーの改造から手を付け、今ではほとんど全てのパーツを設計し3Dプリンターでパーツを制作し車を作っています。
私が作っているのは1/10サイズの電動オフロードバギーです。約1.5kgの重量がありますが、荒れた路面を走り、ジャンプを飛び、オフロードと言えど時速20-30km以上のスピードが出るため相当な強度が必要になります。
複数のフィラメントをパーツごとに使い分けているのですが、PA6-CFは精度と強度が一段高いレベルで必要とされるパーツの制作で使っています。(ギアボックスやサスペンションアームなど)。
PA6-CFは精度と強度が必要な部品作りで重宝しています。この写真ではギアボックスやリアサスアームの制作で使っています。ギアボックスは0.数mm単位で精度が必要なのですがPA6-CFは反りが少なく安定して印刷することができます。
他のカーボン混入ナイロンより比較的サポートを外しやすいのもこのフィラメントのメリットだと思います。
プリンターのベッドはPrusa標準のものを使っていますが糊は必須です。このフィラメントを初めて使った時、キャリブレーションではベッドへの定着が良いと思ったのですが、印刷して朝起きるとエクストルーダーとノズル周りに里芋のように固まってしまい、材質が硬いため除去するのにかなり苦労しました。
印刷時のノズルはNozzle Xの0.4mmを使っています。カーボン混入ナイロンでは0.6mm以上のノズルを推奨するものが多いですが、PA6-CFは0.4mmで糸引きもほぼ無く綺麗に印刷できています。
私の印刷設定が悪いのかもしれませんが、平たい大きなものを印刷すると層の剥離が起きやすいように思います。
印刷時の臭いは全くしないとは言いませんが、同じ部屋で印刷していてもそれほど気にならない程度です。(気になる気にならないは個人差があると思いますが。。。)
Sainsmartのカーボン混入ナイロンと用途を使い分けながら使っています。
印刷の精度が必要な場合はSainsmartよりもPA6-CFのほうが向いています。
実際に使ってみた感想としてはPA6-CFは硬く、Sainsmartはやや柔らかく靭性はSainsmartのほうがある印象です。(PA6-CFはPCに近い感覚です。)
反りはSainsmartより明らかにPA6-CFの方が少ないです。
コストにおいてはSainsmartに分があります。
使用フィラメント: Polymaker製フィラメント 『PolyMide PA6-CF』(ブラック) |
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使用3Dプリンター: ORIGINAL PRUSA I3 MK3S+ 3Dプリンター |
※これらの情報は、本商品をご購入いただいたお客様のご意見であり、動作を保証するものではございません。
動作確認をご希望される方は、まずサンプルをご購入の上、ご自身の3Dプリンターでお試しください。