TierTimeTechnology社製『 UP mini2 3Dプリンター 』をご使用中で、PolyMax PC / 1.75mmをご購入いただいたお客様のフィラメント検証レポートをご紹介いたします。
回路基板ケースと固定グリップ
使用材料: Polymaker製フィラメント『PolyMax PC』 |
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3Dプリンター機種: UP・Afina(TierTimeTechnology) UP mini2 |
大学
マイコン制御車輌のモータドライバ基板を本体に固定するためのケースと取り付けアーム(?)です。
中央の黒がPoly Max, オレンジがふつうのPLA, 白がふつうのABSです。
前回PolyMaxの良さがイマイチよくわからなかったので、少し余ったサンプルを使い切ろうと小さなものを作りました。作って触って、ひょっとして…と思い、ABS, PLA でも作り、比較してみたところ…なるほど、垣間見た気がしました。商品説明の”excellent mechanical properties”が言いたかったことの片鱗を。
この四角いケース、見ての通り非常に壁が薄く、指で押すとやわらかに変形します。その「硬さ」はよく言われるように PLA > ABSで、ABSの方がしなやかで、多くの場合「優れた特性」だと思います。
そして、今回のPolyMaxは明らかにノーマルPLAより柔らかいのです。目を閉じてシャッフルして何度か比べましたが素人の触感レベルではっきりと違いがわかりました。硬さ順でいくと、PLA > PolyMax > ABS といったところです。
というわけで、ひょっとしたらこれは ABS の代用になり得る PLA なのかも、と思いました。3Dプリンタの仕様上ABSは使用できない、少しでも低音でプリントしたい、環境を考えて…などなどいくつかの理由で PLA 派の人は多いと思いますが、そんなときにここ一番で少しでもABS的な特性が欲しい場合に使えるかも…、と感じました。(逆にABSが使えるならそれほどメリットがないような気もします。)
ただし、サポート・ラフトのキレは悪いです。複雑な形状の造形には向かないと思いました。
※これらの情報は、本商品をご購入いただいたお客様のご意見であり、動作を保証するものではございません。
動作確認をご希望される方は、まずサンプルをご購入の上、ご自身の3Dプリンターでお試しください。